ビデオシーン検出
ライブラリの自動シーン検出機能を使うと、自動または手動のいずれかでビデオを複数のシーンに分割できます。未加工のファイルをシーンの長さで分割すると、面倒な編集タスクが少なくなります。
シーン検出に必要な時間は、選択したクリップの長さと検出方法により異なります。進捗バーに進捗状況が表示されます。
シーン検出を実行するには、ビデオアセットの [シーン検出] コンテキストメニューコマンドからその方法をひとつ選択します。
日付と時刻で検出:このオプションは、撮影中の意思を反映して物理的な境界を作り出します。つまり、DV や HDV などのデジタル録画フォーマットでは、カメラの撮影を停止して録画を再開すると、タイムコードデータは途切れて再開時から新しく始まります。この撮影休止は、このオプションではシーン区切りとみなされます。
内容で検出:このオプションでは、シーン検出ツールは、素材フレームの画像コンテンツをフレームごとに分析して、コンテンツに変化があると新しいシーンを作ります。ただし、フレーム全体が急速にパンしたり、移動したりすると、不必要にシーンを区切る場合があります。
タイムインターバルで検出:ここでは、作成するシーンの長さを指定します。インターバルを入力する小さな編集画面が現れ、時間、分、秒、ミリ秒で値を入力してから Enter を押して確定します。
特定のビデオファイルのシーンカタログを表示するには、コンテキストメニューから [シーン表示] を選択する、またはクリップを選択してから、ライブラリの右下に現れる [シーン表示] ボタンをクリックします。
ひとつのビデオファイルは複数のシーンで構成することができます。こうすることで、それぞれをひとつのセグメントとして扱うことができ、映像の編集が簡単に操作できます。シーンは、物理的なフィルムテープの形で表示されます。
シーン表示は、臨時表示モードです。ブラウザの上部にあるオレンジ色の線はシーン表示が起動されていることを示します。バーの右端にある [x] ボタンでモードを終了することができます。[シーン表示] ツールを再度クリックしてもモードを終了します。
編集中、シーンクリップは、他のビデオクリップと同じように反応します。
シーンの手動作成
手動でビデオファイルを個別のシーンに分割する場合は、アセットのコンテキストメニューから [シーン表示] を選択します。ファイルがまだ細分割されていない場合は、ブラウザにひとつのシーンとして表示されます。
ライブラリプレーヤーで、シーンを分割すべき位置に誘導して、シーンの分割ボタンをクリックします。
ビデオファイルのシーン一覧をすべて空にするには、アセットのコンテキストメニューで [シーン検出] Ø [シーン削除] の順に選択します。
シーンを個別に削除するには、シーンを選択して(複数可)から Delete を押します。