ライブラリ
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Avid Studio ライブラリ、または「ライブラリ」は、オーサリングで使用するファイルベースのすべてのリソースを分類および管理するツールです。ビデオセグメント、写真、サウンド、トランジションエフェクト、タイトルなどの「アセット」(通常の総称)を選択し、可能な限り簡単、迅速、直感的に使用できるようにするものです。
グラフィック画像のフォルダを開いている状態の Avid Studio メディアライブラリ
ライブラリの分類テーマは、ファイルシステムビューアで見れるものと似ています。ビューアーでは、ハードドライブなどの物理的なストレージでグループ分けしてファイルを収納しますが、ライブラリはビデオや写真などの種類、つまり「アセット」でグループ分けします。ほかにも、アセットのサブグループにアクセスするためのツリービュー概念も、ほぼ同様であり、見慣れた概観です。
標準フォーマットのオーディオ、写真、ビデオファイルに加えて、ライブラリには、タイトルやディスクメニューなどの特殊な補助メディアも収納されています。それらは、トランジション、フィルタ、その他のエフェクトと一緒に「創造的なエレメント」と呼ばれるメインカテゴリに収納されています。
ライブラリは、大規模なメディア収納器具、たとえば、現在ではホームシステムにも使われる装置でも簡単に管理できます。Avid Studio で使用可能なすべての各種メディアファイルタイプは、統合されたインタフェースで表示、整理、プレビュー可能です。
アセットは、ライブラリのブラウザに積み重ねられる折り畳み式のフォルダ内にアイコンまたはテキスト形式で表示されます。フォルダは、使用しているコンピュータのファイルシステムのディレクトリに直接対応している、またはランク付け、ファイルタイプ、作成日、またはユーザー定義のコレクションのメンバー資格などを基準にした仮想グループに対応しています。
Avid Studio には2種類のライブラリビューがあります。メインビューは、[ライブラリ] タブをクリックしたときのアプリケーションウィンドウです。利用可能なすべての空間を使って可能な情報をすべて表示します。
メインライブラリビューを開くには、Avid Studio アプリケーションウィンドウの上部にあるライブラリタブをクリックします。
ライブラリのコンパクトビューは、はめ込み型(ムービーおよびディスクプロジェクトエディタ)または浮動型(タイトルエディタ)のパネルです。コンパクトビューは、ライブラリの機能をすべて継承しています。その主な機能は、ライブラリのアセットをドラッグ・アンド・ドロップでムービーまたはディスクプロジェクトに取り込むことです。
ライブラリタブの設定、およびブラウザのコンテンツは、ライブラリのすべてのビューで共通です。たとえば、メインビューでディスクメニューの特定のフォルダを表示する場合、ムービーエディタに切り替えると、同じフォルダがコンパクトビューで表示されます。
メディアファイルの補正
品質を技術的に見ると、すべてのメディアファイルが等しいとは限りません。完璧な写真、クリップ、サウンドエフェクトがあれば、 トリミングが必要な写真や、ブレの多いビデオ、雑音の多いサウンドなどもあります。Avid Studio のメディア補正ツールを使うと、問題のクリップをプロジェクトのタイムライン上に配置してから [補正フィルタ] を適用することで同じまたは同様の問題を修正します。
また、ライブラリアセットをプロジェクトに追加する前に補正を適用すると、より効果があります。こうすることで、そのアセットを使用する作品にはオリジナルではなく、補正されたものが適用されます。このような補正は、ライブラリからメディアエディタを開くだけで適用されます。補正されたアセットの元のファイルは変更されません。代わりに、補正パラメータがライブラリのデータベースに保管され、そのアセットが配置または使用された場合にそのパラメータが再度適用されます。
インスタント満足:SmartSlide とSmartMovie
これまでに紹介した基本機能の他に、ライブラリには、指定したメディアリソースを使って完全なプロジェクトを自動的に構築するための照合ツールがあります。写真またはビデオの順序を指定し、いくつか設定するだけで、開始します。変更をしなくても、または手動で微調整して Studio で作成したプロジェクトを出力します。
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