オーサリングツール
ディスクエディタでは、タイムラインツールバーにさまざまなオーサリングツールが用意されています。このツールは、ウィンドウやビューを切り替えなくても直接使用することができます。
ディスクエディタのタイムラインツールバーのツール
リンク作成:このボタンはプレーヤーで選択されているチャプタボタンとタイムラインスクラバーの位置をリンクします。
リンク挿入:このボタンは既存のすべてのボタンリンク(選択した位置以降すべて)をひとつ分後ろに移動して複数ページメニューの作業を実行します。
複数ページメニューで、リンクを挿入する操作をすると、既存のリンクを次のページに移動したり、それ以降のリンクをさらに次のページに移動したり、さらには最後のページを新しく再生するといった連鎖反応が発生する場合があります。
リンク削除:このボタンをクリックすると、メニュー上のボタンとチャプタトラック上のチャプタマーカーに存在するリンクを削除します。「リンクなし」チャプタマーカーがチャプタトラックに残ります。このリンクされていないチャプタは、メニュープレビューにある別のボタンにドラッグ・アンド・ドロップして手作業でリンクさせることができます。また、リンクされないチャプタのままにしておくこともできます。その場合、再生中はリモコンの [スキップ] ボタンを使ってスキップできます。ひとつまたは複数のチャプタマーカーを右クリックしてから [選択したリンクを削除] を選択して削除することもできます。
ボタンサイクル:このコントロールの左右の矢印をクリックすると、利用可能なボタンをスクロールして編集に使うことができます。編集するには、ボタン上の文字をクリックします。ボタンは、メニューをプレビューしたときにプレーヤーのリンクボタンをクリックしても選択できます。
サムネイルの設定:このボタンをクリックすると、タイムラインのスクラバーの位置にあるフレームのサムネイル画像を作成します。ボタンがサムネイルタイプの場合は、ボタンサイクルコントールで選択したメニューボタンに表示します。
リンクされていないチャプタの作成:タイムラインのスクラバーがチャプタまたはリターンマーカーに正確に配置されていない限り、このボタンをクリックすると、チャプタマーカーをチャプタトラックに追加します。ただし、このマーカーはメニューにリンクされていません。リンクされていないチャプタは、希望に応じて後で手作業でメニュープレビューのボタンにドラッグ・アンド・ドロップしてリンクすることもできます。ただし、リンクされていないチャプタも便利な使い方があります。再生中、DVD を表示したときにリモコンのスキップボタンで一時停止する箇所を示します。
チャプタ削除:タイムラインのスクラバーがチャプタの位置にあるとき、[未リンクチャプタの作成] ボタンを使うとチャプタを作成して記号を変更します。それをクリックすると、チャプタマーカーとメニューをつなぐリンクがある場合は削除します。ひとつまたは複数のチャプタマーカーを選択して、[選択したチャプタを削除] メニューコマンドを使用してチャプタを削除する個ともでできます。チャプタマーカーからのリンクを削除して、リンクされない状態でチャプタトラックに残す場合は、同じメニューから [選択したリンクを削除] を選択します。
リターン作成:マーカーが既にタイムラインのスクラバーの位置にある場合を除き、このボタンを使うとチャプタトラックにリターンマーカーを追加します。
リターンマーカーは、マーカーを作成した同じメニューから再生を実行した場合に限り再生中に機能します。(タイムラインでは、マーカーの色は関連付けられているメニューリストのメニューのアイコンと同じです。)再生が有効なリターンマーカーの箇所まで移動すると関連付けられているメニューに戻ります。
リターン削除:リターンマーカーがスクラバーの位置にある場合、[リターン作成] ボタンを [リターン削除] に変換し、適切な記号に変えます。
[チャプタ削除] ボタンと [選択したチャプタを削除] コンテキストメニューでもリターンマークを削除できます。
チャプタマーカーとリターンマーカーは、タイムライン上の特定のフレームに関連付けられ、ディスクメニュー(チャプタ)から再生を開始したり、再生を中止して元のメニューに戻る(リターン)動作をします。このマーカーは、マウスでドラッグしてムービーで効果的な箇所に移動することができます。
メニューをプレビューする際、チャプタマーカーをチャプタトラックからプレーヤーのボタンにドラッグするとボタンを再リンクします。逆の操作、つまりプレーヤーからボタンをチャプタトラックにドラッグすると、代わりに新しいチャプタマーカーが作成されます。
ディスクメニューを持つプロジェクトは、チャプタトラックの最後に永久リターンマークが配置されていなければなりません。これにより、ディスクで再生されるチャプタが必ずメニューに戻れるようにします。最後のリターンマークは、削除できません。