プリセットモーション
プリセットセレクタの [モーション] タブは、タイトルエディタのパワフルな機能であるアニメーションルーチンで構成されています。このモーションは、タイトルの単一レイヤーに割り当てられ、操作します。モーションは、レイヤーへの影響を基に開始、強調、終了の3つのクラスに分類されています。
· 開始モーションは、レイヤーの到着(実行タイトルで始めて表示される時期)を制御します。
· 強調モーションは、画面に表示されている間、見る人の目にとまるような動きをコンテンツレイヤーで維持します。
· 終了モーションは、実行レイヤーの表示を終了します。
各レイヤーには、各タイプのモーションを1つずつ持つことができます。モーションはすべてオプションのため、モーションを全く使用しないタイトルも可能です。
モーションの3つのタイプのそれぞれで、ほとんどのアニメーションを以下のアクションモードを基に複数の標準タイプにグループ化できます。
文字ベースのモーションは、テキストキャプション(他のレイヤーでは1つの「文字」として処理される)で各文字を操作します。たとえば、開始モーションの「旋回文字」は、テキストレイヤーの文字を端から表示し、すべてが普通の向きになるまで1つずつ順番に回転します。
単語ベースのモーションは、文字ベースと似ていますが、単語を最小単位としてアニメーションに表示されます。開始モーションの「単語を下から移動」は、レイヤーの中の単語がフレームの下から浮き上がるよう1つずつ定位置に表示されます。
ラインベースのモーションは、複数行のテキストがあるレイヤーで使用し、各行ごとに機能します。開始モーションの「背後からの線を入力」では、テキストの各行が見る人の背後から出てくるかのように画面に表示されます。
ページベースのモーションは、レイヤー全体に同時に適用されます。たとえば、開始モーションの「バレルロール」は、レイヤーを上位置から見えない筒の側面を塗るように「回転」させます。
開始と終了モーションを同じにする
ほとんどの開始モーションには、対応する終了モーションがあり、視覚的に一貫性を作るときに使われます。たとえば、「単語を無限遠から移動」モーションで開始したレイヤーは、「単語を無限に移動」で終了するよう設定できます。ただし、このような整合性は任意のため、必要ではありません。したがって、3種類のモーションを混合させるのも、統一させるのも、ユーザーの自由です。
開始、強調、終了モーションのあるプリセットセレクタ。タイトル用の各レイヤーには、各タイプから1つのモーションが使えます。
作業中のレイヤーでモーションを指定してプレビューするには、まずレイヤーを選択してからプリセットセレクタの [モーション] タブを開き、マウスをサムネイルの上に移動します。マウスを上に移動すると、タイトルアニメーションを繰り返しプレビューが編集ウィンドウで実行され、効果を即座に確認できます。
特定のモーションを特定のレイヤーに追加するには、まず対象となるレイヤーを選択してから以下のいずれかの操作を行います。
· プリセットセレクタでモーションのサムネイルをクリックする。
· モーションのサムネイをプリセットセレクタから編集ウィンドウのアクセス可能なレイヤー(他のレイヤーにマスクされていないもの)にドラッグする。
· モーションのサムネイルをプリセットセレクタからレイヤーリストヘッダーのレイヤーまたはグループ化されたレイヤーにドラッグする。
どの方法を使っても、モーションはレイヤーに追加されます。同じタイプのレイヤーが存在する場合は、既存のモーションが置換されます。レイヤーリストのモーションを使った作業の詳細は、レイヤーリストを参照してください。