モードパネル
インポーターのモードパネルを使うと、さまざまなインポートソースが提供するオプションを調整できます。
DV / HDV インポートオプションは、モードパネルで3つのグループに分かれています。
プリセット:[プリセット]グループは、ビデオおよび音声の圧縮に対する2つの標準設定と、自分で圧縮パラメータを微調整できるカスタマイズ設定があります。詳細ボタンをクリックすると圧縮オプションウィンドウが開きカスタマイズができます。プリセットのデフォルトは以下のとおりです。
· DV:1 分のビデオに対しおよそ 200 MB のディスク容量を消費するフル画質の DV キャプチャ。
· MPEG:MPEG圧縮形式は、DVより小さいサイズのファイルを生成しますが、そのエンコードおよびデコード処理に時間がかかります。古いコンピュータでは、性能低下となる可能性があります。
シーン検出:シーンの検出機能を有効にすると、インポートの際に映像が「シーン」に分割され、ライブラリで個々に表示および操作することができます。この機能は、編集の際に必要な素材を探す作業を簡単にします。下部の詳細ボタンをクリックすると、シーンの検出オプションウィンドウが開きます。
テープが終了したら停止:このオプションは、テープの空白部分に到達するとキャプチャを自動的に停止するようAvid Studioに指示します。空白部分(タイムコードがない部分)は、テープの未使用部分を示します。撮影中に空白部分が作られていない(区切りをオーバーラップさせるなど)ことを条件に、このオプションは不必要なキャプチャ処理を回避します。
アナログインポート用のオプションは、前述のデジタルソースと似ています。 [圧縮オプション]ウィンドウと [シーンの検出オプション]ウィンドウでさらに詳しい設定ができます。
モードパネルは、ファイルベースのメディアからのインポートに影響を与えるオプションが2つあります。
インポートモード:このオプションは、メディアファイルがソースからローカルの対象ハードドライブ([インポート先] パネルで指定)に物理的にコピーされるかどうかを決めます。[コピー] を選択すると、ファイルをコピーします。[リンク] を選択すると、ファイルをコピーせずに、ライブラリにファイルの元の場所へのリンクが作成されます。
このとき、ネットワーク上のファイルはローカルのハードドライブにコピーしておくことを強くお勧めします。
オリジナルを削除する:このオプションを有効にすると、インポートが完了するとオリジナルのファイルを削除します。このオプションは、インポーターを使用してメディアを管理している場合で、ハードドライブを不必要なコピーで混雑させたくない場合に便利です。
重複を無視する:このオプションは、既にある不要なメディアファイルで作業する場合に、同じ内容のファイルでも名前が違うようなファイルはインポートしないようインポーターに指定できます。
ストップモーションアニメーションでは、ライブビデオソースから一連の個別フレームがキャプチャされます。ストップモーションの順序は、インポーターで個別フレームをムービーに統合する、各フレームを写真としてインポートする、またはその両方が指定できます。