インポート先パネル
コンピュータに外付けされているデバイスからインポートが完了すると、メディア項目は、コンピュータでファイルとしてアクセスできます。インポーターの[インポート先]パネルを使うと、ファイルを保存する場所が指定できます。ビデオ、音声および写真ごとにフォルダを別にすることができます。ただし、[インポート先]パネルんいは、インポート元パネルで設定したインポートソースに関連するメディアしか一覧表示されません。
システムに保存されるメディアファイルの数が増えるほど、今後必要な素材を簡単に取り出せるよう素材をフォルダおよびサブフォルダで整理する重要性が増します。[インポート先]パネルのコントロールは、ユーザーの指定に従ってこの処理を自動化することができます。
ユーザーが指定するまで、[インポーター]は、Windowsのユーザーアカウントにある標準のドキュメントフォルダをビデオ、音楽、写真などの保存先に使用します。図は、Windows 7 の一般的な設定を示しています。インポートフォルダを変更するには、小さいフォルダボタンまたは現在のフォルダパスのいずれかをクリックします。(下の「インポートフォルダを選択する」を参照してください。)
インポートしたファイルのベースロケーションとして、メディアタイプ別にデフォルトまたはカスタマイズしたフォルダを選択します。素材コレクションを効率よく管理するためには、サブフォルダ名をカスタマイズしたり、インポートした日付またはインポートした素材の作成日などでフォルダ名を自動生成するよう指定したりします。[サブフォルダ設定]または[詳細]ボタンのいずれかをクリックしてサブフォルダオプションを開きます。(下の「サブフォルダを設定する」を参照してください。)
たとえば、ビデオ用のメインフォルダを「c:vid」と設定して、「現在の月」で名前を付けると、インポートしたビデオは、例えば「c:vid2011-10」と名前の付いたフォルダに転送されます。
フルレベルインジケーター:このグラフバーは、インポート先の各ストレージデバイスの空き容量を表示します。バーの始めの部分は、使用済みの容量を示します。色付きの部分は、処理中のメディアファイルが使用する予定の容量を示します。
利用可能なストレージ容量の表示
注:インポート先デバイスの容量がインポート中に98%に到達すると、その時点で処理が中止されます。
メディアタイプごとに異なるベースフォルダを指定するには、[インポート先]パネルで対応するフォルダボタンまたはフォルダ名をクリックします。そうすると、使用するフォルダを指定したり、必要に応じて生成したりできるフォルダ選択ボックスが開きます。
フォルダにサブフォルダが存在する場合は、フォルダアイコンの左側にプラス(閉じている場合)のアイコン、マイナス(開いている場合)が表示されます。プラス/マイナスのアイコンをクリックすると、フォルダの表示状態が切り替わります。
プラスアイコンをクリックしてフォルダの内容を表示
ベースフォルダのサブフォルダをメディアタイプの実際のインポート先として指定するには、[サブフォルダ設定]ボタンまたは詳細ボタンのいずれかをクリックします。このボタンで[インポート先]パネルの拡張ダイアログウィンドウが開きます。ここでサブフォルダ名または現在選択されているインポートソースに対応する各メディアタイプに名前を付ける方法を指定することができます。
ファイルベースのメディア用拡張[インポート先]ダイアログウィンドウ。さまざまなメディアタイプのファイルを取り扱うため、全3種類に対応したコントロールが提供されています。ビデオメディアのみインポートする場合は、他のオーディオおよび写真コントロールは表示されません。
各メディアタイプのコントロールには、以下の名前付けのオプションがドロップダウンリストで表示されます。
サブフォルダなし:このオプションを選択すると、インポートされるすべてのファイルがベースフォルダに保存されます。
カスタム:このオプションを選択すると、編集ボックスが表示されます。ここで、次のメディアタイプのインポートで保存に使うサブフォルダの名前を入力します。
当日:インポート用サブフォルダには、「2009-10-25」のような日付の名前が付きます。
作成日:インポートされたファイルは、上述と同じ形式でメディアの作成日で名前が付けられたサブフォルダに保存されます。1回のインポート処理でメディアタイプが複数ある場合は、複数のサブフォルダを作成または更新することがあります。
現在の月:これは[当日]オプションと同じですが、「2009-10」のような名前が付きます。
選択が完了したら、ダイアログウィンドウ右上のボタンをクリクすると、インポーターに戻ります。